日曜日, 6月 18, 2006

PCの性能はGPUで判断!?


これまで、PCの性能はCPUとRAM、そしてGPUの三つを考慮していた。特にCPUが重要で、いくらRAM(メモリ)を積んでいても、良いグラボを挿していても、CPUが弱ければ意味がなかった。しかし、これからはその常識が変わろうとしている。

WindowsVistaプレミアム・ロゴプログラムが開始され、WindowsVistaを安定して動かすためにという非常に高度なハードルがPCベンダー各社に課されることとなった。
DirectX9というものがそのミソであり、その内容はあまりにも厳しく、既存のPCではほぼ100%対応できないものだったが、そのなかで唯一非常にハードルが低いものがある。
「CPUのクロック周波数1GHz以上」というものだ。

この前僕が大阪-日本橋をうろついていたところ、PentiumM1.3GHzでMobiltyRadeon9000というスペックのノートPCが4万9000円で販売されていた。(中古)

つまり、CPU1GHz以上というハードルは5年以上前のマシンでも越えられるというものだ。
これは、Windowsが五年以上前のCPUでも動くほど軽い。ということを示している。
しかし考えてみよう。WindowsXPの場合各種ソフトを導入し、レジストリが相撲取りなみに膨らんだ場合CPUが3Ghzのマシンでもデスクトップが表示されてから動くまで少々の時間がある。

それなのにさらにゴテゴテGUIなVistaが1GHzなんて、、シングルコアだったらどうするんだ、
と思われるかもしれませんが、よく考えて見ましょう。XPと2000では機能はそう変わりません。XPのバージョンがNT5.1で、2000のそれはNT5.0であることからも分かります。
では、どうして700MHz程度のCeleronマシンでも2000は動くのにXPではそうは行かないのか?

そう、2000からXPにアップグレードされた時GUIがゴテゴテに、それも何重にもなったからです。
このようなGUIの処理はすべてGPUがさらっとこなしてくれます。それなのにCPUやメインメモリにこのような処理を任せていたこれまでのPCがおかしい、ということです。

NTになったから動作が速く(効率的に)なるというのはどうやらある意味本当だったようですね。。


とにかく本格的なGUIのためのグラフィック処理というのは一般的なデータ処理に比して莫大な負荷をかけるのでしょう。UNIXなどをご使用の方はよくごぞじと思いますが、一般的なWindowsユーザーにとってWindows95から98になり、シェルが拡張されたり、2000からXPになり、GUIが強化されたとき何でここまでCPUのクロックを二倍も三倍もにしなければならないのかと思うものです。

そう考えるとCUIによるOSというのはある意味ものすごく効率的に作業がこなせるのでしょうな。。
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