水曜日, 11月 30, 2005

FireFox1.5 正式リリース

Mozilla FireFoxが大きくバージョンアップしてバージョン「1.5」となりました。
Mozilla FireFoxは一部のWebブラウザに詳しい人々の中で、IEやNNに代わるWebブラウザとして話題でした。
そしてその高機能Webブラウザ「FireFox」はどのような点でInternetExplorerよりも優れているのでしょうか?
○以前から優れていた点
タブブラウズが可能。
動作(HTMLの読み込み)が軽い
明瞭でわかりやすいインターフェイス
メールやテーマ、スクリプトなど他の機能との連携
etc...

○1.5以降大きくInternetExplorerを引き離した点
自動アップデート
ナビゲーションの高速化(ストレスなく使用)
タブブラウズにおいて、ドラグ&ドロップでのタブの順序切り替え
FireFox上で適切に機能しないサイトを報告するウィザード
RSSの検出
DHTMLのアクセシビリティ向上への貢献
読み上げソフト
最新のWeb関連言語のサポート
:Javascript1.6 SVG CSS2 

さて、このように非常に優れたWebブラウザである「FireFox」が登場した今敢えてInternetExplorerを選ぶ必要はなくなり(FireFox累計ダウンロード数1億突破)
いよいよGoogleがFireFoxに特化したツールバーを開発した。
更にInternetExplorer開発元であるMicrosoftでさえも、海賊版対策オンラインプログラムが、今までは「WindowsユーザはInternetExplorerを使っている」という前提の下
(一昨年はインターネット利用者の95%がInternetExplorerだった。)
海賊版対策オンラインプログラムはInternetExplorerのみで動作した。
これに合格すればMicrosoft社のサービスを受けられる。
ところがここ数年一気に有用なFireFoxが使われ始めたのでMicrosoftもFireFoxを無視することが出来なくなり、ついにFireFox向けに海賊版対策プログラムを開発した。
因みに僕も今新作のFireFox1.5でこの文書を書いています。

FireFox ダウンロードサイト

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火曜日, 11月 29, 2005

ドメイン名が1文字化!?-web pege domain

我々が普段Webページを開くとき「アドレス」というものを入力する。
このアドレスはディレクトリごとに「/」(スラッシュ)が入っているが、その最上位がドメインである。
それは
プロトコル名://サーバ名.ドメイン名.ドメイン/ となっている。
さて、この「プロトコル」は我々が通常Webページを「閲覧」する際はhttpプロトコルを使用するだろう。
そしてサーバ名は無名か、wwwがよく用いられている。
そしてドメイン名は3文字以上の文字列が先着順で月10ドル以下で公開されてはいるが、仲介する組織や国家によって実際の価格はさまざまであるし、「download」などのなかなか取れないドメイン名は転売されることが多い。
また最近では日本語がサポートされた。
そして最後の「ドメイン」だがこれは.comや.netそして国家別の.cn/.jp/.fr/.cc/.us などがある。

ところで今回話題になったのは「ドメイン名」のほうである。
これらは3文字以上の好きな文字列を登録できるのだが、ドメイン名を管理する団体の内有力な1つである「ICANN」が速ければ来週にも1文字ドメイン名に関して方針を立てるそうだ。

早速Yahoo!が「y.com」を申請するなどしているが、相当な高価格で市場に出回る「住所」だろう。


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月曜日, 11月 28, 2005

Intel VS AMD (4)----

2001年 Intel 2GHz版Pentium4出荷
ソケット478への移行が始まり、小型マシンにもPentium4が採用され始めた。
しかしこれにより高価格なPentiumIIIやAthlon市場は急速に縮小し始めた。
2001年 AMDAthlonXP発表
AthlonXPは、単純クロックでなく、同性能のPentium4のクロック(GHz)に1000を掛け、切り下げした後「+」をつけた「モデルナンバー」を採用した。
このため無駄にクロック周波数をあげる必要がなくなり、
拡張命令「3D Now! Professional」やハードウエアプリフェッチ機能を追加し、
モデルナンバー 1500+ ~ 1800+、そして2000+を発売した。2000+はPentium4 2GHzよりも高性能なためCPUの頂点にまたAMDが返り咲いた。


2001年 Intel Northwood型Pentium4発売(2.0A~2.8AGHz)
Pentium4がNorthwood型になったためL2キャッシュが増加し、一気に性能面で旧Pentium4(Willamette型)及びAthlonXPを追い抜いた。
またWillamette型のPentium4との違いを示すためクロック周波数の後に「A」の文字列を付加した。
そしてFSB533MHz版も発表され、これらはクロック周波数の後に「B」の文字列を付加した。

2002年 Intel Willamette(旧Pentium4)型Celeronの発表(1.7~1.9GHz)
こうしてPentium4もCeleronも徐々に高機能になった訳だが、一世代前の生産プロセスをいまだ採用しているAthlonXPはいよいよ高機能化できなくなってしまった。
そこでAthlonもPentium4やCeleron同様に0.13μmプロセス移行し、
2002年 AMD Thoroughbred型AthlonXPを出荷した。
(2200+)
それでもIntelはPentium4 2.5GHzクラスを販売しているのでまだ大きな遅れをとっていた。
と思いきや一気にAMDはAthlon2600+を発表し最速プロセッサの地にAMDが着いた。
しかし、すぐにIntelが2.8GHzのPentium4の発売を開始した。
2002年 Intel Northwood型Celeron,2.0GHz版を出荷
これによってローエンドプロセッサの定義が2Ghzとなり、Duronはほぼ姿を消した。
2002年 AMD FSB333MHz版AthlonXP出荷
(2800+)

{Intel Itaniumという非×86の64Bit次世代プロセッサをサーバ・ワークステーション向けに発表}

2002年 Intel htテクノロジPentium4発表(3.06GHz)
htテクノロジではCPUのあまっている演算ユニットを2つめのコアとして認識させることにより大きくプロセッサの効率を上げることができた。

{AMD Opteronという64Bitの脱マイクロプロセッサ(マイクロシステム)をサーバ・ワークステーション向けに発表}

2003年 AMD BartonコアのAthlonXP発売
(3000+)
BartonコアのAthlonXPでは、L2キャッシュを倍増させた。
しかしこの間AMDは秋に発売するハイエンド向け64Bit型プロセッサ「Athlon64」の開発を進める。

2003年 Intel FSB800MHz版Pentium4の発売。
もうすぐ発売されるであろうAthlon64の脅威に耐えうるために一気にIntelはFSB800MHz版Pentium4とそれに対応するチップセットを発売した。
これによりクロックあたりの性能が大きく向上した。
2003年 AMD FSB400MHz版AthlonXP発売
(3200+)
「3200+」というモデルナンバーがつけられているが、これはFSB533MHzのPentium4に対してなので、FSB800MHZ版がでてしまっている当時、最速のプロセッサとはいえなかった。
またこのときCeleron2.6GHzがIntelから出荷されたのでAMDとしては何とかモデルナンバーを3000オーバーしなければならなかったのかもしれない。

2003年 AMD Athlon64発売
(3200+)
また同時に超ハイエンド向け(ゲーマー等)に「Athlon64 FX」発表
(Athlon64 FX-51)
因みにAthlonFXはOpteronをデスクトップ向けにしたという印象が強い。
しかし×86プロセッサなので今までのOSを走らせることも全然可能である。
またAthlon64 FXはPentium4同様デュアルチャネルメモリに対応している。

2004年 Intel PentiumD 発売(2.8GHz)
コンシューマ向けとしては初のデュアルコア・・・1つのダイ上に2つのコアがあるCPU
CPUとなった。
以降一気にデュアルコア市場が膨らむ。



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日曜日, 11月 27, 2005

Intel VS AMD (3)

1999年 AMD Athlon出荷(650MHz)
窮地に立たされたAMDは、ついに自社内で開発を進めていた「K7」コードネームのハイエンド向けプロセッサの投入に踏み切った。
正式には「Athlon」という名前で出荷し、初期には600MHz版と650MHz版をラインナップした。
急遽Intelも600MHz版のPentiumIIIを出荷したがAthlonは同クロックのPentiumIIIより低価格で、且つPentiumIIIとの50MHzのクロック周波数の開きがあったためAthlonCPUは速い、というイメージを市場に植えつけることとなった。
ではソケットの問題はどうなったのかというと「SlotA」という全く新しい規格をAMDが創り出した。
そのためマザーボード代を考えたときAthlonの低価格さは相殺されるが、「市場最速」のイメージと共にAthlonCPUは一挙に普及していった。
というのもL2キャッシュが少ないAthlonがなぜ最速なのかというと、1クロックあたりに処理できる情報がPentiumシリーズに比べて絶対的に大きいからである。

AMD 700MHz版Athlon出荷

1999年 Intel Celeron 500MHz版出荷
1999年 Intel Coppermine型PentiumIII出荷 (700MHz)
Coppermine型のPentiumIIIは、L2キャッシュ内蔵、FSB倍増、製造プロセス細分化により更に高クロックが実現できるようになり、またクロックあたりの性能もAthlonに引けをとらないものとなった。
そして733MHzPentiumIIIの出荷によりAthlonは最速CPUの座を奪われてしまい、急遽750MHz版を出荷、それを受けてIntelも800MHz版を、そして2000年にAthlon800、850MHz版を出荷、IntelもPentiumIII850MHzを出荷した。
ところがPentiumIIIでは製造の都合上これ以上クロックをあげることが困難になってしまい、現在のCoppermine型PentiumIIIから修正を加える必要性が出てきた。
そしてAthlonは以前からL2キャッシュが外付けだったのでL2キャッシュを内蔵したAthlonの開発を急いでいた。
2000年 AMD Athlon 1GHz出荷(L2キャッシュの速度のみ300MHz)
2000年 Intel PentiumIII 1GHz出荷(限定販売)

2000年 AMD K6-2クロック向上断念
2000年 Intel Coppermine型Celeron出荷 (600MHz)
2000年から出荷されたCeleronは、PentiumIIIからL2キャッシュを半減させたものである。
故に更なるクロック向上が可能になった。
つまりサーバ市場はIntel-PentiumIII Xeonが独占
ハイエンド市場はAMD-Athlon1Gクラスが優勢
ローエンド市場はIntel-Celeronが独占した。

2000年夏、Intel PentiumIII 1Gクラスの量産開始
AMD L2キャッシュを内蔵したThunderbirdコアのAthlon発売
AMD AthlonからL2キャッシュを減少させた「Duron」をK6-2に変わってローエンド市場に投入
Duron・・・600、700MHz
2000年 Intel 700MHzクラスのCeleronを発表


2000年 AMD Athlon 1.2GHz版発売
2000年 AMD Duron 800MHz版発売


2000年 Intel Pentium4 発売(1.5GHz)

Pentium4はL1キャッシュの減少など、性能を削る代わりに製造方法を改造して、クロック周波数のみを向上させる方式をとった。故に既に一部のデモなどで2GHzでの動作を成功させていた。
しかし一般ユーザはCPU購入の際難しいベンチマークテスト結果の英字グラフよりも、一目でわかる「クロック周波数」を参考にしていた。
そのためAthlonの1.2GHzとPen4の1.5GHzが同性能であっても誰もがPen4の1.5GHzを購入するだろう。
また非常に小型であるPentium4はいくらでも値段を下げることが可能だった。

その間Duronは900MHz版発表しローエンド市場を独占すると思われた。
しかしあまりにもPentium4が売れたためCPUといえばIntel-ではローエンドは...Celeron。
なかなかDuronがローエンド市場を独占することは無かった。

そして値段の高価なPetiumIIIとAthlonの市場はいくらクロックあたりの性能が良いといっても急速に萎んでいった。

2001年 Intel TualatinコアのCeleronを出荷(1.4GHz)
これにより一挙にIntelがローエンド市場を制してしまった。
またIntelはサーバ市場向けに「Xeon」というPentiumIII Xeonの次世代版を投入。
よってすべてのプロセッサ市場をIntelが制してしまった。




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Intel VS AMD (2)

99年 AMD K6-IIIを投入(400、450MHz)
K6-IIIはL2キャッシュを内蔵したためプロセッサのサイズが絶対的に大きくなる必要があり、高クロック品の生産がなかなかできず450MHz以上のものを開発することはできなかった。

99年 Intel Katmai型のPentiumIII発売 (450~600MHz)
PentiumIIIはK6の「3D Now!」拡張命令をはるかの上回る「SSE」拡張命令を実装。
また同クロック(~MHz)のPentiumⅡと同価格でPentiumIIIを発売したので一気に市場はPentiumⅡからPentiumIIIへと移行した。
またK6-IIIと同クロックのPentiumIIIを同価格で発売したため500MHzを超えるクロックもラインナップしたPentiumIIIがローエンド市場も独占した。
またサーバ用に
PentiumIII Xeon 及び PentiumIII-S を発表。
ノート向けのPentiumIIIを「Mobile PentiumIII」とした。

こうしてプロセッサ市場を一気にIntelが独占してしまい、AMDなどのIntel互換メーカーは徐々にローエンドへとクラスを落としていった。

99年 Intel 400MHzCeleronの発売

当時IntelはCeleronの機能を大幅に向上し、またこれらの低価格-高機能CeleronはK6-2とほぼ同価格で販売し、毎月のようにCeleronは350→400→450MHzとPentiumⅡ・IIIに追いつかない程度に出荷クロックをあげた。ところがクロックはあげても価格は変わらないのでたったの3ヶ月で「ローエンドCPU」の基準が300-200MHzから450MHzクラスへと基準が変わってしまい、AMDもこれに対抗して低価格なK6-2をIntel Celeronよりも高クロックなものを毎月ぎりぎりの線で出荷した。ところがK6-2は無理やり高クロックにしているのに対してCeleronはPentiumⅡ・IIIとの関係を考えてあえて400MHzクラスに出荷時のクロックナンバーを抑えているのでどうしてもK6-2は300MHzクラスのものも工場で大量にできてしまい、逆にIntel Celeronはいつでも500MHzクラスにクロックアップできる状態だった。

しかしPentiumIIIによってK6-IIIが全く売れないAMDにとって依然K6-2が売り上げのほとんどを占めているので大量のK6-2をすて、またぎりぎりまで価格を下げなければいけない現状ではもはや利益が消えるのは目に見えていた。

ついに99年に間にAMDは赤字決算となり、他の互換メーカー3社はそれぞれ他社に買収されてしまった。
そして、いよいよK6-2は高クロック版を開発できなくなりCeleronが先に500MHz版を発表した。

またIntelはCPUと同時にCPUを乗せる「ソケット」においても市場を独占していたのだが、PentiumIIIや、Celeronのソケットは「Slot1」、「Socket370」だったのだがIntelはZMDにSlotAとSocket370のライセンスを与えず、ついにAMDはCeleronやPentiumIIIと乗せ変えのできるCPUを開発、販売できなくなってしまった。
しかしK6-2の現状と市場がPentiumIII・新型Celeronに移行していることを考えるとこれ以上Socket7用プロセッサの開発はもはや時間の無駄であった。
しかしSocket370/Slot1 用プロセッサの開発が許されないAMDはどのような進路を取る事となるのだろうか!?

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土曜日, 11月 26, 2005

Intel VS AMD(1)

1980年代に米国Intel社が「4004」というCPUを発表して以来Intelは常にCPU市場を独占してきた。
そして、Intelは自社工場だけでなくAMDという会社の工場でも同社製品を製造してきた(セカンドソース)。
Intelは1969年、日本計算機販売社に4004(0.1MHz)を供給して以来
72年 4040、8008 74年 8080 76年 8085(3MHz) 
78年 8086 (5~10MHz) 8088
82年 (80186)、80286(6~12MHz)
と様々なCPUを販売した。
そしてついに85年、現在使われているものと同じ「32Bit」式のプロセッサを発表することとなった。
世の中が32Bitに移行することによってこれまでとは段違いな処理能力とわれわれ人間をはるかに超えた演算能力で新時代を切り拓くと思われた。
ところがIntelは何を思ったのかAMDとのセカンドソースを中止した。
CPU市場はもはや膨大に成長しており、AMDとしてはこのまま倒産するわけには行かなかった。
85年 Intel i386DX/SX 発表(16~33MHz)
AMDは調停訴訟を起こし、またIntelのマイクロコードを使用するクロスライセンス契約は95年まで続いているので急遽80286の高クロック版(16及び20MHz)を投入

89年 Intel i486SX/DX 発表(25MHZ/33MHz)
キャッシュ・ソケットの採用、FPUを内蔵した。
とくにキャッシュの搭載は衝撃が大きく、L1キャッシュにデータを置いておき、データの読み出し待ち時間を大幅に軽減するという新たなテクノロジにより、クロック(~MHz)あたりの処理能力が大幅に向上した。

そのころAMDは80286を独自に高機能化し
90年、Am80C287を投入-その間もIntel i386互換CPUの開発に急ぎ夏には「Am386」を何とか出荷できた。
そしてAm486DX/SX を開発。(40MHz)
これらを合計すると売り上げは100万個に達しIntelのi386単体同等の売り上げにまではこぎつけた。

91年 Intel i486DXの50MHz版発表
IntelはAMDのAm486DX/SXという486CPUに対して訴訟を吹っかけAMDは486CPUを出荷することができなくなり、AMDは急速に衰退する386系プロセッサ市場に取り残されていた。

93年 Intel Pentiumの発表 (66MHz~200MHz)

Intelは第5世代CPU「Pentium」の発表にあたり衰退をはじめるであろう486系プロセッサの生産をAMDに許可した。

ところがPentiumは外部バスが64Bitごとの通信に切り替わり、またL1キャッシュの倍増、クロックの倍増により高価格化し、また周辺機器が対応しなかったため依然市場では486系プロセッサ市場が泥沼へと進んでいくのである...

94年 Intel i486DX4の発表 (100MHz)(L1キャッシュ16KB)
95年 AMD Am486DX4の投入(120MHz)(L1キャッシュ8KB)
            Am5×86の投入(133MHz)(L1キャッシュ8KB)

AMDのAm5×86は75MHz程度のPentiumと同じ性能だったが486系のプロセッサの中ではもっともクロックが高かったので比較的人気だった。
しかし、そうしている間にもAMDはPentium互換プロセッサを、Intelは次世代Pentiumの開発を社内では進めていた。

95年 Intel PentiumProの発表(200MHz)(L2キャッシュ1000KB)

PentiumProは32Bitコードの処理に特化したのでWin95や98など、16Bitコードの残されている当時のOSはPentiumより低速で動き、大容量のL2キャッシュにより高価格化したので
ALL32BitコードのWindowsNTを採用している企業サーバでは圧倒的な性能を発揮したが、一般向けには成功したとはとてもいえない売り上げだった。

これによってIntelはPentiumの高クロック版を投入し続け、弟6世代CPUへの移行は一般市場では夢となって消えてしまった。
これによって縮小しつつある486系プロセッサ市場に取り残されていたAMDはいよいよPentium互換製品の発表を急いだ。
しかしこれと同時にIntelがハイスペック-サーバ市場を独占してしまったとも言える。

96年 AMD 5k86を発表。(100MHz)
しかし当時Intel Pentiumは200MHzクラスまで発表されており5k86は時代遅れのCPUとなった。
同96年 AMD K5 発表(PR 150){PRとは同じ性能のPentiumのクロック周波数}
K5も5k86時と同様に低機能だと評価され全く普及できなかった。

97年 Intel MMX Pentium発売(233MHz)
MMX Pentiumはインターネットなどマルチメディア関係に特化した「MMX」拡張命令を実装し、マルチメディア関連の処理が非常に高速化した。

97年 AMD K6を発表。(160~300MHz)
MMX Pentium互換の「K6」をAMDは発表した。
当時MMX Pentiumの最高クロックが200MHzだったので一瞬Intelを越えた最高クロックにAMD CPUが輝いた。
97年 Intel PentiumⅡ発表(266~450MHz)
PentiumⅡは圧倒的クロックでハイエンド市場を制覇し、
Intel PentiumⅡ Xeon(400、450MHz)(L2キャッシュ2MB)
をハイエンド企業サーバ向けに販売。一気にハイエンドCPU市場をIntelが占めていき、同時に開拓もした。{通常のPentiumⅡは233,266,300,350,400,450MHzがラインナップ}

しかし当時人気だったのは「10万円パソコン」というローエンドPCで、それらには高機能且つPentiumより低価格なAMD K6が多く採用された。
それによりハイスペックCPUではほとんど売り上げられなくなりIntelはMMX Pentiumの価格を下げK6に対抗したものの、AMDがK6-2とK6-Ⅲの概要をデベロッパー向けに公開し、いよいよMMX Pentiumが性能面で追いつかれるのは時間の問題だった。
そこでIntelはPentiumⅡの上位クロック版を公開、ハイエンド向けCPUはIntel一色で固められた。

そして
Intel:98年 Celeronを発表(300MHz)
AMD :98年 K6-2  を発表(266~500MHz)

IntelのCeleronはPentiumⅡからL2キャッシュを取り除き大きく価格を値下げできるようにした。
しかしL2キャッシュの減少によるスペックの低下はあまりにも大き過ぎ、全くシェア獲得には至らなかった。
AMDのK6Ⅱは内部的に様々な改良を加え、更に拡張命令「3D Now!」をMMXに加えた。

98年 Intel MendocinoコアのCeloronを発表(300~500MHz)
L2キャッシュを追加し、いよいよIntelはローエンドにおいてもK6Ⅱを上回り、徐々にローエンド市場にまでIntelプロセッサのシェアは手を伸ばしてきた。

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金曜日, 11月 25, 2005

The Microsoft Conference(msc)2005が日本でもうすぐ行われます。

The miscrosoft conference2005 が11月から12月にかけて全国7大都市で行われます。
(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡)
今回のMSCで注目すべきは、Winxp/Server2003プラットフォームにおいて最後となる
大体的な開発者向け製品が目白押しということです。まずは製品名を挙げてみましょう。
・SQL Server2005
・Visual Studio2005
・BizTalk Server2006

そして、Dual-Core Xeonの上位版となるXeonMPプロセッサをSQL Server2005と一緒に売り込むそうです。
推測するに最新のSQLServerを採用した信頼性を問われるWebデータベースにはIntel製品の中でも最高スペックを誇る×86CPU「XeonMP」がぴったりといいたいのだろう。
さて、これらの3つのMicrosoft製品はどのようなことを実現するのでしょうか?

・SQL Server2005
 SQL Serverとはデータベースツールです。
 SQLという問い合わせようの言語を用いてデータベースを構築したりWeb会員管理や、さまざまな情報の管理に使えます。個人情報をSQLで扱っているところも多いでしょう。
今回のバージョンでは64Bit化やBI機能などが注目されています。
MicrosoftのSQL Serverは競合するOracleなどよりも興味深い点が多いといえます。

SQL Serverホーム
SQL Server2005 製品概要

・Visual Studio2005
 VisualStudioはさまざまな言語をサポートする 統合開発環境です。
 Version2005では、作成されたプログラムは全て.NET2.0ランタイム上で動作します。
 UIの面もそうですが、非常にアプリケーション開発をスムーズにします。

Visual Studioホーム

・BizTalk Server2006
BizTalkServerとは、電子商取引などの際に複数のWebアプリ間の相互運用を可能にする「BizTalk」
を実現するための具体的な製品です。

BizTalk Serverホーム

これら新製品に搭載される素晴らしい新機能がMSC2005では説明されます。

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木曜日, 11月 24, 2005

次世代を切り開くCPU-Opteron

現在、主要なCPU業界における企業は「Intel」社と「AMD」社がある。
そのほかに超低電圧な”C3”というプロセッサを開発している会社があるが、PowerPCのIBM社を除くとDOS/V市場におけるCPUはこの2社以外PentiumⅢの時代に切り落とされてしまった。
さて、現在市場においてAMD社をIntel社が圧倒しており、現在はIntelの時代といえる。

さてこの両者が現在販売しているプロセッサ(プロセッサ≒CPU)はどのような種類かというと
Intel:コンシューマ向け
   Pentium4(ht)
   Pentium4 XE(ExtremeEdition)
   PentiumD (コアが2つある)
   Pentium XE (ExtremeEdition)
   (低価格版)Celeron
   (ノートPC用)PentiumM ・ CeleronM
Intel:サーバ向け
   Xeon XeonMP Dual-Core Xeon
Itanium Itanium2

AMD :コンシューマ向け
   AthlonXP  {それぞれノートPC向けもあり}
   Athlon64
   Athlon64-FX
   (低価格版)Duron
AMD :サーバ向け
   Opteron 

というラインナップです。(2005年現在)

ところがこの中でOpteronを除くすべてが「マイクロプロセッサ」ですが
Opteronのみ「マイクロシステム」です。
そして将来的にはマイクロシステムがマイクロプロセッサを駆逐すると言われています。

このOpteronは64Bitかつデュアルコアです。
64Bitとは、現行のほとんどのプロセッサが32Bitごとにデータを扱うのに対して一度に64Bitのデータを扱うことが出来ます。
専門的には、「レジスタ」というプロセッサ内にキャッシュとは別の高速な記憶領域がありますが、これらも1つ1つが64Bit化されています。
そして「デュアルコア」とはCPUの「コア」が2つダイに搭載されていて、マルチスレッド処理が高速なことです。つまりソフトのインストールをしながらネットゲームをする、といった負荷が高い仕事をよりすばやくこなすのです。

その「Opteron」プロセッサが2007年「4」コア製品も出荷する見通しです。
2コア以上の「マルチコア」といえばIntelのPentium4XEが有名ですがPentium4XEはソフト的に8コアに認識させているだけなので、実際にはあまり意味はないでしょう。デモンストレーションみたいなものです。

しかしOpteronはハード的にも4つのコアを搭載するらしく、さらにグラフィカルな処理が軽快に出来るので、サーバ用途の中でもJavaアプレットを積極的に取り入れているメーカーなどにお勧めできるでしょう。

また07年に出荷するバージョンでは「DDR3」タイプのメモリをサポートする予定です。
現在、「DDR」型メモリが普及しており、徐々に「DDR2」への移行も一部では始まっています。

そして、現在は1システムあたり2プロセッサ、Opteronでは8プロセッサが使用できたが、
07年バージョンでは32プロセッサが使用できるとのこと。

ここまで高機能なCPUを32個も搭載するとはどんなシステムなのだろうか?

Opteronプロセッサ ホームページ

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水曜日, 11月 23, 2005

Blog管理NEWS-HTMLリファレンスを中断します。

NEWS.1
HTMLリファレンス中止
HTMLリファレンスは、このブログの趣旨と少し合わないので、これらのコンテンツを12月中に
「At.Document」サイトへ移行します。

NEWS.2

Weblog「PC.ニュース」43位ランキング
Blogランキングにて43位(21日)
にランクインしました。
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火曜日, 11月 22, 2005

HTML-2

2.1 HTML文書の基本

2.1.1文書型宣言

さて、今回から早速構文です。
HTMLを「メモ帳」等の”テキストエディタ”に記述します。
まず「文書型宣言」というものをしなければなりません。
これはHTMLに限らずさまざまなマークアップ言語で必要です。
ここでは「HTML言語のバージョンを指定する」と覚えてください。
<!DOCTYPE>
 タグを使用します。

例>>
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"
"http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">



2.1.2 HTML文書の基本構造

htmlにおいては、必ず使わなければいけない「文書の構造」のための基本的なタグがあります。
DOCTYPE宣言をした後まずHTMLで書かれていることを示す<html>タグを使用します
そして、<html>~</html>間に
「ディスプレイに表示されない文書に関する情報」を意味する<:head>タグを
そして「ディスプレイに表示される文書本体の」<body>タグを配置します。

例>>
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"
"http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
<html>
<head>

~文書情報~

</head>
<body>

~実際に表示される文書の内容~

</body>
</html>

次回はコメント を解説します。


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月曜日, 11月 21, 2005

HTML-1

HTML 第一回

今回から、Webページを構成する際もっとも基本となる「HTML」言語について説明します。
ここで説明する仕様は、いつでもXHTMLへ移行できるようW3Cの定義する仕様に出来るだけ近づけて説明します。
●1 HTMLとは?
HTMLとは、「マークアップ言語」という種類のタグセットです。
といっても難しいのでまずはHTMLで何が作れるのかを説明します。

前述したような、HTMLというタグセットに含まれる「タグ」を使って文書にいろいろと付加価値をつけることが出来るのですが、こうしてWindowsの「メモ帳」等に記述し、拡張子を「txt」から「html」にかきかえると「HTML Document」というものが生成されます。
これをダブルクリックすると既定のWebブラウザ
(Windowsの方はInternetExplorer、MacOSだとSafariの場合もある。その他NetscapeやMozilla Firefox等無償で配布されているものもある。有償だと「Opera」ブラウザが有名だろう。)
が起動します。これを見て「ホームページみたいだ」と思った方が多いでしょう。
「ホームページ」の定義は複数あるので僕は「ホームページ」という表記は嫌いですが、これらのWebブラウザによって閲覧できるドキュメント(HTML Document等)の内ネット上のサーバにアップされているものを
「Webページ」 と呼びます。
つまりHTMLを「メモ帳」等で記述し、その拡張子を[txt]から[html]に変えて、それをYahoo!Geocities等のWebサーバにアップロードするだけであなただけの「Webページ」が作れるのです!!

>>次回からHTMLの構文について解説します。楽しみにしていてください。

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金曜日, 11月 18, 2005

日記-2005-11-19

今日はネタがないので個人的な日記を書かせてもらいます。

昨日「phoebe」という統合開発環境作成ツールをダウンロード&インストした。

ダウンロードサイト

このソフトウエアは無償のコンパイラとうまく連携して統合開発環境(IDE)を実現するものです。
早速僕も「Visual C++2003 toolkit」をMicrosoft社のサイトからダウンロードして、インストールした。
そしてPhoebeのホームページに書かれているようにうまく適合させて、早速コードを記述した。
MS VisualC++はCもC++もコンパイルできるようなので「untitle.cpp」と「2.c」を作った。
もちろん前者はC++言語で後者はC言語である... と書くとまるで僕がC,C++やWin32に堪能なように聞こえるがもちろんそうではないことを断っておきます。

さて、両方ともこれといったエラーは指摘されず、うまくコンパイルされた。
まあ唯一文句を言うとすればVC++2003のToolkitなので実行にMicrosoft.NET1.1が必要なことであろうか。
さて実行してみると、(どちらも簡単なDOSプログラムです。)Cで作った分はWindowsシェル、つまりいつもの画面でダブルクリックするだけで実行できるのですが、なんとC++で作った分は最後のメッセージが出る瞬間にウインドウが閉じる、つまりPAUSEかEXITが実行されてしまうのです。
困ったなと思いました。なぜかというとPhoebeのIDEじょうで「実行」した際にはうまく実行されたのです。
しかし、よく考えてみると僕の作ったプログラムは簡単なDOSプログラム-Windows.hを呼び出していない、のでPhoebeで実行するときShellExcute?だったっけ、でDOS窓起動して、アドレスで(実際にする際は「cd」とDOS窓に入力-カレントドライブの意、)で実行ファイルを実際に起動しているはずです。
つまり、自分で「コマンド プロンプト」(「すべてのプログラム-アクセサリ」にある。XP Proで実行)に cd コマンドを使い実行すればうまく実行されるのではないか、と思いました。
なぜかというと一度 cmd.exe-command.com を起動して、そのDOS窓をShellの終了命令を全く記述していないプログラムから終了できるわけがないからです。
そして案の定DOS窓から自分で実行するとうまく実行されました。
その後「メモ帳」で参照すると

<<僕は右クリックからメモ帳で参照できるよう「SendTo」フォルダにメモ帳(notepad.exe)のショートカットを配置し、「送る」で参照できるようにしています。「隠しファイル・フォルダの表示」と「オペレーティングシステムで保護されたファイル・フォルダの表示」を「コントロールパネル-フォルダオプション」で設定すると
C:\Document and Settings\あなたのユーザー名\SendTo
が表示されます。>>

「This program cannot be run in DOS mode」の文字列が見当たりませんでした。
しかしさすがにMicrosoft.NETの実装されたMS-DOSが存在するわけがないので、ここで「MS-DOS用のプログラムだぁっ!!」と喜びたいけれどもそうは行きません。
まあしゃあないからバッチファイルを作成してみましたがなんとそれでもWinからダブルクリックしたときと同じです。この実行ファイルを実行するコマンドのあとにdirを記述してみたり実行ファイルに無駄な画面出力を記述してみたけれど無理でした。
どうにかなりませんかねえ?Windows.h呼び出してGUIアプリにすべきですか?

木曜日, 11月 17, 2005

一大のPCを何台分にも使う!!-Boot革命Ver.1

先日「Boot革命 Ver.1」が発売しました。

公式サイト


さて、このBoot革命 はUSB接続による外付けHDからOSを起動しようというものです。

【画面】-【マザーボード・CPU 等...】-【HDD-OS】・・・①

というのが通常のシステムで、WindowsにおいてはCドライブから起動すると決まっており、
またCドライブに2つ以上のOSをインストールすることは不可能です。
(FDやCDからのブートは可能ですが)
そして現在のWindowsではUSB接続外付けHDDからのブートは不可能です。
Windows95OSR1に至ってはUSB自体サポートしていませんし、XPでも2001年の発売当時は
接続したら即認識、というUSBのプラグアンドプレイは、「当然」ではありませんでした。

しかし、この「Boot革命」を使えば外付けHDDからのブートが可能になるわけです。
つまり、
                    -【外HDD-OS1】 WindowsNT4.0
【画面】-【マザーボード・CPU 等...】-【HDD-OS2】  Windows2000 Professional
                    -【外HDD-OS3】 RedHatLinux
                    -【外HDD-OS4】 Solaris
                                    ・・・②
 
もちろん1度に2つも3つもOSを起動するわけではないのでマシンパワーは普通のPCです。
これと全く同じ環境を ① で実現しようとすると
【画面】-【マザーボード・CPU 等...】-【HDD-OS】 WindowsNT4.0
【画面】-【マザーボード・CPU 等...】-【HDD-OS】 Windows2000 Professional
【画面】-【マザーボード・CPU 等...】-【HDD-OS】 RedHatLinux
【画面】-【マザーボード・CPU 等...】-【HDD-OS】 Solaris  
                                    ・・・③
というハードウエア構成を実現せねばならず、わざわざCPUやマザー、メモリを3つも4つも買わなければならないのです。

この構成で、③で約2万円のPentium4 670をしよう・・・2万×4=8万
        5000円のDDR2 メモリ512MB・・・・・5千×4=2万
      ソフマップで買った1万円のマザー・・・・1万×4=4万
                                  計14万円 ですが、
この金額を②にかけると
  
      約11万円のPentium4 XE 3,73Ghz・・・・・11万×1=11万
      5000円のDDR2 RAM×4 2GB・・・・・・・・5千×4=2万
     ソフマップで買った1万円のマザー・・・・・・・1万×1=1万

という理想的なハードウエア構成をすべてのOSで使用できます。

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×86システムについて

今日2ちゃんのPC板をボーっと眺めていると
「Javaは遅い」
「Javaは遅いというのは昔の話」
「.NETはもうCと同じくらい早い」
といった書き込みが目立ちました。さて僕が興味を持ったのは「.NETはもうCと同じくらい速い」という意の発言です。
本来Microsoft.NETというVM(VirtualMachine)上で動作するもので、このVMがメモリ上にロードされている必要があります。
そして.NETアプリケーションはスクリプトではないので、コンパイルされています。
つまりVM上で動くからといっていくらでもメモリの耐えうる限り他のアプリに比べて高速化できるかというとそうではないはずです。
なら、少なくとも.NETに比べれば抽象度が低く、美しいアセンブリを生成するはずのCが何故.NET Frameworkと同じ体感速度で動作するのでしょうか?
これにはもちろん
Microsoft.NET Frameworkの技術、といってしまえばそれまでですが、この事実の裏には無駄な×86テクノロジの存在があるのではないでしょうか?

×86テクノロジとは、米Intel社が”80286”プロセッサに続き”80386”(i386)というCPUを発表した際搭載された手法です。
元々8086・(80186)・80286 のCPUはレジスタと呼ばれる記憶領域が16Bit単位です。
たとえばAXとい うレジスタは4桁の16進数で表すことが出来るのです。
しかし80386(i386)に移行する際レジスタが16Bitから32Bitに拡張されました。
それに伴いレジスタにはExtended(拡張された)の意の”E”が振られました。
ところが当時Intel社CPU向けのOSを発売していた米Microsoft社のWindows・MS-DOS といった製品は32Bitにソースコードを書き換えることが出来ませんでした。
そこでIntel社は、新CPU”80386”(i386)に実装するアセンブリ命令およびレジスタの構造に
前バージョンの”80286”のそれを完全に内包させたのです。
これによって8086や80286上で動作した16Bitアプリケーションは簡単に32Bitであるi386やi486に移行することが出来ました。
そしてその考え方を実装したプロセッサの名前の下二桁に”86”の文字列をつけ、以降この技術を「×86」テクノロジ と呼ぶようになったのです。
”80586” と命名予定だったi486の次のプロセッサはIntel社の商標問題から「Pentium」と名付けられました。数字は商標と認められず、「80486」「80386」を名乗ったIntel互換CPUが各社から出荷されたからです。
以降×86テクノロジはPentiumDに至るまで延々と受け継がれてきました。
これによってWindows95~Meは一部16Bit仕様のコードがあるにもかかわらずPentium系プロセッサでの動作が可能になったのです。

ところが完全な32Bitコードで記述されている「WindowsNT」シリーズの後継版
「Windows2000」を元にWindowsMeの後継版「Windowsxp」は構成されたので、
WindowsXP HOME Editionは95系初の完全な32BitOSとなりました。
ProfessionalはWindows2000 Professionalの後継 という位置づけです。
そしてWindows2000 Server の後継版「WindowsServer2003」がXP発売の2年後発売されました。
これによって最新のWindowsシリーズは非×86にも対応しました。
またXPおよびServer2003では64Bitプロセッサ対応パッケージが出ていますし、
Windowsxpの後継となる「WindowsVista」でも
×86(32Bit)版 と ×64(64Bit)版 が発売される予定です。
しかし家庭向けのIntelCPU(Pentium・Celeron シリーズ)は依然×86テクノロジに対応していますので完全な32BitコードであるKernel32.dll(Windowsパフォーマンスライブラリ)
Shell32.dll(Windowsのシェルライブラリ)MSVCRT.dll(WindowsのC言語ランタイム)
の動作に無駄な時間がかかり、VMアプリと体感的にあまり変わらない、という意見もアリかと思います。

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Windows Vista Beta2 公開の遅れ

WindowsXP 及び WindowsServer2003 の後継版(正確に言うとクライアント用であるXPの後継)
である 次期Windows-Windows VistaのBeta2の公開が
今年12月の7日から 来年の1・2月頃になることが決まった。
但し製品版が来年の12月頃に公開されることは変わらないという。

Beta2はBeta1-MSDN会員のみ よりも多くの人がダウンロード出来る様になるという。
また、IE7のBeta2や、WindowsMediaPlayer11の Beta1も12月7日公開予定だったがそれらも遅くなるようだ。

IE7に関しては、僕もPNG画像やXAMLというUI記述用のXMLを基にした言語のこともあり、非常に期待しているので今回の遅れは余り嬉しくはない。

Microsoft、日本で20周年記念

http://www.microsoft.com/japan/windows/20th/default.mspx
Microsoftは、Windows1.0発売より20周年を記念してさまざまなサービスをするようだ。



例えば記念切手の発売や記念パッケージ、今までのインストールCDのレプリカ...
<\p>

もしMSファンの方がいれば、上記のリンクをクリックすることをお勧めします。



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水曜日, 11月 16, 2005

infopath-2003

MS Office2003が発売されてはや2年になる。 さて、ここでもうすぐVistaと同時に次期Officeが発売されると聞いたので、 2003での変化については踏まえておくべきではなかろうか。

さて、MS OfficeではヴァージョンXP(2002)ごろからXMLへの対応が始まっていた。 つまりWordExcelで作成したファイル(ドキュメント)をXML形式で保存できるわけである。 Win98時代にOfficeで、つまりWordPowerPointで作成した文書をHTML形式で保存でき、それをフリーの「Webブラウザ」と呼ばれるソフトウエアで閲覧できる、 つまりOffice未導入のクライアントでOfficeで作成した書類を閲覧できる、(共有できる)と騒がれたのを覚えている方もいらっしゃるのではなかろうか?
しかし、今回の「XML化」はそんなものとは違う。 つまり全ての環境においてOffice文書がシームレスに共有されるわけである。
1990年代後半W3CSGMLを基にして「XML」という「拡張可能なマークアップ言語」を定義したのをご存知だろうか? 当時は一部のヲタクにしか注目されなかったが。。。いや、僕が学校でパソヲタ呼ばわりされてる愚痴ではありませんよ。多分。いや、スミマセン。
このXMLは軽い(HTML4.01に比べれば)仕様に基づいてXML文書を処理する「XMLパーサ」と呼ばれる簡単なソフトのみで処理できます。 しかしそれでは複雑な、Wordのような自由度の高いドキュメントを作成することは困難なように思われるかもしれないが、そうではない。 「CSS」という(HTMLCSSと同じ)W3Cの定義した簡単なスクリプト言語タグごとのスタイルを宣言することもでき、またXMLそのものにもいくつかの機能が備わっている。 またXSLTによって決まりを定めてHTMLへの変換も可能である。 これらのXMLの仕様に沿ってHTMLを定義しなおした、つまりXMLでHTMLの構文が使える「XHTML」という規格もW3Cが提唱した。 XHTMLXMLなのでXMLパーサによってある程度処理できる。つまりWebブラウザタグ・属性拡張競争W3Cの提唱する「構造はHTML、デザインはCSS」という形に収まらざるを得ないのである。 さて、この「XML」にOfficeXPごろから対応し始めたのだが、これらは純粋なXMLというよりも「Wordの」XML「Excelの」XML であった。 つまり形式がXMLなだけでXMLの使いまわし性はほとんどなかったのである
しかし、Office2003からはそうではなかった。 Wordなどは余りにも自由度の高いデザインなのであまり美しいコードではないが、 新登場した「Infopath」では完全なXMLベースでのインターフェイス構築を可能にした。 アプリケーションに依存する処理は?~?ないに収まるのでXMLパーサはこれを無視することが可能である。 このようにして作成したInfopathのファイルは完全なXML1.0文書として保存される。
これによってInfopathで作成した書類はまた別のアプリから参照可能なのである。

これは、ExcelのCSV対応、WordのHTML変換より、より画期的なものではないだろうか?

windowsVistaでは、7つのエディションが用意されるらしい。
まず、あらゆる機能制限がある制限版「StarterEdition」
XPや2000のHOME Editionのような「Home Basic」
その上位版の「Home Premium」
そしてIT部門のない企業のための「Small Bussines」
巨大企業のIT部門のための「EnterPrise Edition」
ゲーマー等個人的ハイエンドユーザ向けの「Ultimate Edition」
まあ、WinFSとかWinFX APIが実装されないんならどれも似たようなもんだと思うんだけどなあ。
ちなみにxpは「Home Edition」「Professional」 「MediaCenterEdition」「同2004・2005パッケージ」 「Tablet PC Edition」 「同2004・05パッケージ」 「Professional ×64 Edition」 があり、
サーバ用パッケージのWindows Server2003では・・・覚えていません。 多分「Web Edition」とか「Enterprise Edition」「×64 Edition」「DataCenter Edition」等があったような気がします。
1つ前のWindows2000 ではクライアント用もサーバ用も「Windows2000」となっていましたね。
クライアント用はHome Edition・Professionalがあって
サーバ用はServerとかAdvanced Server、Datacenter Edition とかがあったような気もします。
それ以前は クライアント用が9.x(95、98,98SE,Me)で、
サーバ用が NT3.x・4.x(NT3.1・NT3.5・NT3.51・NT4.0)となっていました。
3.51まではWindows3.1と同じようなインターフェイスだったそうです。

火曜日, 11月 15, 2005

VS2005 発売

11月になりましたね。
VisualStudio2005(.NET2.0)発売が迫ってきました。
といわれても買う金がないので関係ないのですが・・・

Betaテストをしたことがあるので分かるのですが、
GUIがきれいですね。Office2003みたいな画面ができます。
しかしBizServerは2006バージョン出荷するらしいんんで、
VSはVista出ても2005が使い続けられるのかな?

現在WindowsVista Beta1がMSDN会員向けに公開されている。
しかし僕があるところで見たものによると
「一般ユーザが試験的にVistaを動かしたいならば   Beta2まで待つべきだ」
との記述があり、これは逆に言えば VisualStudio.NET2005・SQL Server2005のように 一般ユーザ向けにも無償公開されるということではなかろうか
またVS2005が2006年六月に期限が切れるように VistaBeta2も2006年十二月頃、つまりは発売前に期限がきれ、 使えなくなるだろう。

月曜日, 11月 14, 2005

Vista-メイリオのデメリット

Microsoft社のクライアント用OSの次期バージョン 「Vista」では標準フォントが「メイリオ」となる。
之によって以下の重大なエラーが起きるものと思われる。
巨大掲示板群「2ちゃんねる」において文字絵の拡張版 とも形容できる「AA」(AsciiArt)が流行っている。
そしてまた2ちゃんねるの多くのユーザーはWindowsプラットフォーム であり、その標準フォントは「MS ゴシック」である場合が多い。
しかしITに敏感な多くの2ちゃんねらーがWindowsVistaに乗り換えた際 以前のAAの表示が乱れ、メイリオ派とMSゴシック派に分かれるか、 若しくは開発者はXP/Server03以前向けとVista向けの2種類の開発を余儀なくされる。
2ちゃん側がCSSにてMSゴシックに掲示板表記を統制することが現在考えられる最良の解決策 であろう。
追記:メイリオは以下のURLで画像として公開されています。 美しいアンチエイリアスですね。 http://www.microsoft.com/japan/presspass/addcont.aspx?addid=666

テスト

とりあえず始めました。