火曜日, 5月 15, 2007

AMD、デスク向けCPUブランディングを一新

AMDがデスクトップ向けCPUブランドのブランディングを世代交代させるようです。各製品の詳細なスペックは製品発表時に順次公開する模様で、今回はブランド名のみの発表のようです。

現在のAMDのデスクトップ向けCPUのブランディングは
超ハイエンド(ゲーム等)向け:Athlon64-FX
ハイエンド向け(デュアルコアAthlon):Athlon64 X2
家庭やビジネスなどでの"それなり"の動作:Athlon64
メールやネット等を現行OSで行う最低限:Sempron
てな感じですが、これらはすべて「Athlon」という(コードネーム)K7の製品化時にこれまでのKx製品とは大きく違うことをあらわすためのブランド名を踏襲しています。

で、最近インテルがPentiumとは別の「Core」ブランドをCoreMAとともに発表したわけですが、ついにAMDもポストAthlon的な新しいブランディングにマルチコア化などとともに移行するようです。
で、それが目をみはる、驚異的などの意の形容詞「Phenomental」からとった「Phenom」という名称になるそうです。Pから始まるというのは悪くないですね。
とりあえずすでに予定されているのが「PhenomFX」「PhenomX4」「PhenomX2」の3種類です。
多分PhenomFXは、かつてAthlonFXやインテルのPentiumXE(今で言うところのXナンバーで始まるCore2EX)などの、主にゲーマーなどと思われる購買層で、多分彼らはVistaでいうならばUltimateを使っているような層でしょう。
そしてX4,X2はそれぞれコア数をX2,64から格上げした形になるのでしょうね。

これらPhenomの初期ラインナップは、最低2.6GHz動作のHyperTransport3.0対応や、コア単位で電圧を制御する新技術(SplitPowerPlane)、128bitのFPU、L3キャッシュの搭載などが共通している。
ほんで、PhenomFXがOuadFXプラットフォームに対応するBarcelonaであり、QuadFXのデュアルプロセッサなどにも対応しているようです。それに対してPhenomX4はシングルでのみ利用でき、X2はコアが2つしかないバージョン。
ソケットはFXのみ1207、X4/2はAM2だが、CPUパッケージは1207+となります。X4/2はSocketAM2デ、パッケージはAM2+。
そのため、Socket1207やAM2でも「ハイブリッドBIOS」にアップデートすることでこれらのCPUは動作しますが、HyperTransportは1.0、SplitPowerPlaneも動作しません。
ただしこれらのラインナップが完全動作するSocket1207+/AM2+では従来のAthlon64シリーズが完全動作するそうです。

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