水曜日, 1月 04, 2006

Core Duo について

Core Duoの概要を体系的に説明します。
この記事を読み終わっているころにはCore Duoがどんなプロセッサかなんとなく理解できているでしょう。

Core DuoプロセッサはCore Soloプロセッサのデュアルコア版です。
Core DuoプロセッサはPentiumM(Dothan)の後継版です。

Core Duoプロセッサなどの「Core x」という名のシリーズはIntelとしては初めてのAthlonのように最初からデュアルコアを想定して設計されたプロセッサであるため、Core DuoはFSBをそれぞれのコアが共有しています。
今までのIntel-Dual CoreはなんかCPUをむりやり二つくっつけたようなものでしたが、これでIntelもやっとまともなデュアルコアの世界へ突入することができました。

またCoreは初めて電圧が下がったプロセッサであり、LV Core DuoというCore Duoの低電圧版は以前のPentiumMよりも低電圧でスムーズにマルチタスクな作業があの重いWinxp上で可能になります。それもノートPCで。

IntelのロードマップによればCore Duoのシングルコア―コアが以前と同じく1つしかない―のCore Soloは1,2年ローエンド市場にとどまるようです。
じゃあCore Soloを買おうかというと待ったをかける必要があります。
なぜかというとIntelはMeromという次期Core Solo(Yonah)を今年秋~冬にかけ投入するからです。
つまりCore Solo(Yonah)がCore Solo(Merom)となるわけですが、重要なのはこの「時期」です。
今年の冬はMicrosoftがようやく次期Windows-「WindowsVista」を市場に公開します。
つまり、MoromコアのCPUがWindowsVistaの標準となるためもしローエンドの「Core Solo」を買うつもりならMeromコア発表まで待つのが賢いでしょう。
2006年と次世代65nm製造プロセスプロセッサの幕開けに浮かれてはいけません。
WindowsVistaという高スペックなグラフィック性能を要求する次世代オペレーティングシステムの発売を考えるとMeromコアでないと後々対応していけなくなるでしょう。

それでもCore Duo(Yonah)もPentiumMからの移行を考えると非常に魅力的です。
まず、SSE3拡張命令の実装により浮動小数点計算の効率が飛躍的に向上し、
そしておなじみ動作周波数も早速2GHzを超えています。
2GHzのものは現在4万円を超えるようですが、T2300(モデルナンバー)だと1.6GHzありながら2万円です。

Core Duo標準実装マシンには「Centrino Duo」ブランドシールが張られているので一目で分かることでしょう。



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Intel の新しいコーポレートロゴ

Intelは自社製品搭載マシンに貼り付けるロゴ(シール)を一新しました。
デザインももちろん素晴らしいのですが技術的に必要な情報は「名前」なので名前について書きます。

●プラットフォーム
Viiv     :今春に概要が発表
Centrino  :PentiumM プロセッサ中心のシステム(ノート)
Centrino Duo:Core Duo(Yonah Dual Core)中心のシステム(ノート)

●販売プロセッサ
――――――――――――――以下深い青
Core Solo:コード・ネーム「Yonah Single Core」
Core Duo :コード・ネーム「Yonah Dual Core」

――――――――――――――以下青
PentiumM
PentiumD
Pentium4 HT
Pentium Extreme
Pentium4
Pentium4 Extreme
Pentium4 HT Extreme

――――――――――――――以下水色
Celeron M
Celeron D

――――――――――――――以下黒
Itanium2
Xeon


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2006年に入りました。Intel-Yonahプロセッサ公開

あけおめ~・・・
やっと待ちに待った2006年です。
2006年のスケジュールは
・Yonah(Mobile)CPU公開
・PS3売り出し。(Cell公開)

・IE7・WindowsVista公開
・Merom(Mobile)CPU公開
・多分次期Pentiumが出ても良いかも。

・Office (ver.12)公開。多分名称はOfficeVista,かな?

さて、1月早々Yonahプロセッサが公開されました。。。いや~2006年ですね。
まずは旧CPUから
●PentiumDが3.40GHz(950)まで公開 90nm
●Pentum4が3.80GHz(661)まで公開 90nm
●Dual-Core Xeonを2.80GHzまで公開 90nm 、ちなみに12万円。今円安だから11万まで降りるかな?
●PentiumM 2.16GHzまで公開・・・日本では未だかな? 90nm
XeonMPは3.33GHz、普通のXeonは3.8GHzまで出てます。
関係ない?ですがItanium2は1.6GHz。

さて、今回新しく発表された65nmプロセスのYonah プロセッサです。

LV Yonah Processor Dual-Core(Core Duo LV)は
1.6GHz、品番T2400、FSB667MHz、L2キャッシュ2MBで、お値段3万ちょい。
シングルコア(Core Solo)も一応出ててT1300,コア数以外全て同じで2万ちょい。

普通のYonah Processor Dual-Core(Core Duo)は
T2600で2.16GHz。(約6万5000円)
T2500に下がって2GHzでお値段4万ちょい。
しかし1.6GHzのT2300を買うと2万円を切る。多分多くのノートPCは年初はこれ乗っけて来るでしょう。

Yonah,2006年になったとはいえホントに来ましたね。
ちなみにPentiumMはブランド名Centrinoですが
YonahはCentrino Duo(シングルはSolo)だそうです。
新世代ノートPCのNapaプラットフォームはこんなスペックなんですね。




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