インテルがCeleronDの最上位版を公開。
動作クロックは3.33Ghzとなる。
さて、Celeron系の2005年最上位となるのだろうが、
これだけで今年終わりではさみしいので来年のノートPC向けプロセッサ(インテル)の情報をちょいと書きます。
2006年春:コード・ネーム「Yonah」正式版発売。インテルの「*Ts」一端が明らかに
2006年秋:コード・ネーム「Merom」正式版発売。WindowsVista標準プロセッサの驚くべきパワーを目の当たりにしてすねる。
ま、今年はこんな感じでさよなら。。。
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金曜日, 12月 30, 2005
CeleronD355
木曜日, 12月 29, 2005
2005年にCPU業界に起きたサプライズ
動きの早いIT業界の中で一般人に注目されにくいのがハードです。
しかしそれらの中でもコンピュータの処理を一手に引き受けるCPUは比較的注目度の高い分野ではないでしょうか?
今回は2005年中に起きたCPU業界の変革を分かりやすく書きます。
2005;~コアの複数化~
2005年の変化はプロセッサのコアが1つではなくなったことです。
夏にインテルがPentiumD、XEを、AMDがAthlonやOpteronのデュアルコア版を出荷したことでデュアルコアの世界が地球に訪れました。
冬にはマイクロソフトのXbox360がコアを3つ備えたCPUを実装し、来年春にはソニーのPS3が6つのコアを内包したCPUを実装して出荷してくるようです。
今年はデュアルコアの年と言えるでしょう。
さて、去年はどうだったのでしょうか?
去年のCPU業界はFSBの超高速化と64Bitに沸きました。
FSBとは分かりやすく言うと外部との接続でしょうか。
以前はCPUのクロックが2GHz、FSB333MHz(0.3GHz)というのが市場の標準でしたが今では800MHzや1GHzのFSBに対応した機器がラインナップされています。
64Bitの「Bit」とはCPUのバスで扱われる情報の最小単位です。
以前は32Bitごとの演算でしたがついに64Bitごとに扱われるCPUが一般市場に駆け出したのです。
では何故「一般市場」なのでしょうか?
もともと64BitのCPUはスーパーコンピュータ業界では標準でした。
ところがこのようなプロセッサではWindowsは動かなかったのです。
というのもWindowsのコードは32BitCPUに合わせて書かれているので64Bit環境で動かないのですが去年、ついに64BitCPUに32BitCPUの命令セットを内包させることでWindowsが64BitCPU上で動くようになったのです。これを「×86」方式といいます。
さてソフト側の64Bit対応ですがWindowsXP・Server2003は×86以外の64Bitプロセッサに対応していません。そのためAsianuxやSUSI(Linux)、SolarisやサーバUNIXを使用するサーバやWSで64Bit化が進みました。
しかし来年はLinux,Asianuxの普及や×64-WindowsVistaの登場で一気に32Bit市場が縮小するでしょう。
そしてPS3やXbox360にも見られるように動作クロックの4GHzオーバー、そして3つ以上の「マルチコア」環境がPCにも現実味をおびて来年―2006年は訪れると思います。
またPentiumXEのようにFSBが1GHzをオーバーしていくと思います。
これらの2006年展望は予測でしかないのでもっと私たちの想定外の進化―拡張命令の追加―などがあるかも知れません。
どちらにしろ2004,5年はデモンストレーションの年で、2006年は一気にそれらの新技術が普及するでしょう。
パソコンから目を外に向けたら、量子コンピュータや電子ペーパーが市場に投入されつつあります。
また経済においても今までの中国脅威主義から、現実的に日本やインドの力が目覚めてくることが目立つでしょう。
某民主党は未だ中国は脅威だ、軍備増強の勢いがすごい、わが国を襲うのではないかと考えていますがそれらがいかにレベルの低い妄想であるかがこの3年ではっきりするでしょう。
とにかくテクノロジは思うより進歩していること、わが国は人口が減りつつも2010年までの長期上昇トレンドに株価が入っていること、日本と中国は腐敗していることを念頭に置こうかなあと思ってみちゃったりしています。
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火曜日, 12月 27, 2005
2005年の最後―XboxとBD
さていよいよ年の瀬が迫ってきました。来年は「At.2006」(アット2006)と題して進んでいくテクノロジについてドキュメントタッチで書いていくつもりです。
それはこのブログだけでなく、僕のホームページ(作りかけ)もあわせて包括的に伝えていく予定です。
さて2005年の締めくくりとしては「高性能ゲーム機の台頭」これがぴったりでしょう。
らいねんからはPS3なども現れ、PCを超えワークステーションに迫る性能がゲーム機の標準となるようです。
さてここでXbox360に関するIT的な情報を書き留めておきましょう。
~マルチコアのCPU~
Xbox360は24週間の期限でIBMとMicrosoftが開発したものです。
彼らはまずゲーム機のスペックを考えました。
ゲーム機のスペックは約5年おきに大きく変化しており、元々Microsoftは3年目にあたる2003年にXboxのハードウエア増強版である「Xbox1.5」を公開し「半次世代」の形でソニーをリードする予定でした。
ところがそんな無駄なことをするより「Xbox2.0(今の360)」をPS3の直前に出すほうが開発時間を確保できるのではないかということでか、一気にXbox360のハードウエアの開発を進めました。
「次世代ゲーム機」とはパソコンをすこし上回るスペックを持つことによりより高精細なCGを実現し、またパソコンのような生活的な作業―音楽を聴く・Webブラウズをする・DVDを再生する・・・
を同時並行に可能にするものです。
さてマイクロソフトはこれをする際にCPUを幾つかのコアに分け、メインのコアをゲーム処理に集中させ、バックグラウンドでそのほかの負荷のかかる作業をさせようと考えました。
それは将来的にはTVの録画、コンテンツのダウンロード、etc...様々に発展していくでしょう。
とにかく多機能ゲーム機にとってグラフィック処理を1つのコア若しくはプロセッサに集中させることは非常に重要な要素です。
そこで同社はCPUのコアが2つでは足りないと考え、デュアルコアならぬトリプルコア―そう、3つのコアを実装した訳です。
ところが彼らは発熱のことを忘れていたらしく―もしくはケースの形状で何とでもなると軽視していたようで電源を内蔵すると危ない状態に陥ることが分かりました。
しかし何が何でもPS3より前に発売しないとXbox360の有利な点がひとつも無くなってしまうので巨大な電源をそとにぶら下げた状態で出荷しました。
確かに安全性はありますが、スマートな筐体にでっかい電源が付いていたのではせっかくXboxを書類の間にはさむことが出来ても電源のせいでそのスマートさが失われてしまうわけです。
~対抗するPS3標準ディスクのBDのPC用ドライブが発売~
以前僕が2回にわたって警鐘を鳴らしたBDがいよいよPC用へと売り出されるようです。
BDといえばPS3でBDに入ったゲームをすると以後ほかのPS3でそのゲームは動かなくなってしまうという、なんとも中古ゲームやの職を奪う代物です。
ところが今度はそのBDをPC用に普及させると言うのです。
著作権者は異常に暴利をむさぼることができソニーもハリウッドもへっへっへでしょうが本当にそんな制限だらけのディスクがこれからのITを担って良いのでしょうか?
これはIT技術の進歩による著作権の保護と言うよりもIT技術をうまく使って今の歴史的に見て異常に厳しい著作権法をたてにぼろ儲けしようという魂胆のように見えますねえ。
まあ個人的にはLinuxなどを支持してマイクロソフトの悪口を書きたいところですがソニーがBDを、マイクロソフトがHD-DVDを支持している以上このような内容になってしまいましたねえ。
まあ今度UNIXやLinux、MONAについて来年にでも書きまくろうと思います。
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ダウンロードについて
なんとなくAsianux2.0(ミラクルリナックス4.0)の紹介文を作りました。
Asianuxってなんぞや?と言う方はダウンロードしてみて下さい。
わざと「だ・である体」に統一したら汚い文体になってしまいました。すんません(^_^;)
Word2003で見れるかも(Opemofficeで作ったので)
http://atsu.my.land.to/download/05/asianux2.xml
いちどハードディスクに落としてから見て下さい。
ZIP圧縮版はこちら
Webブラウザでそのまま―PDF形式
http://atsu.my.land.to/download/05/asianux2.pdf