月曜日, 2月 13, 2006

4コアCPU「Clovertown」 (Intel)



Intelが「Clovertown」コードネームの「4コア」CPUを発表しました。

Clovertownは今年中にメーカー向けに一部提供され、市場に出回るのは2007年になるとのことです。
ちなみにClovertownは2CPU用で、4CPU用の上位版「Tigerton」(コード・ネーム)も同時期に投入するそうです。

対抗するAMDは以前から変わらず「2007年にOpteronの4コア版を投入」するとのことでここにIntelとAMDの「20倍の研究リソース」を感じますね。
AMDも必死で背伸びして来ましたがやはり20倍という規模の差はひとえにIntelに有利ですね。
___________________
Intelの研究によれば、16コア以上になると効率が低下するので、それまでにアーキテクチャを見直すとの事です。
予定している3度のアーキテクチャ変更をこなせば32コアになってもIntelのプロセッサは効率が低下することはないそうです。
また2010年までには数十個のコアを実装し、2015年までに100個に到達するそうで、それでもって消費電力は抑える、という方針です。
___________________
現在のIntelのロードマップでは
2006年1月、ノート用「Yonah」発表(Core Duo/Core Solo)
   ↓
2006年秋 ノート用「Merom」とデスクトップ版「Conroe」投入
   ↓
2006年冬~2007早春 Clovertownと上位版のTigerton投入
   ↓
これら4プロセッサのサーバ版「Woodcreast」発表

て感じに予想できるのですが、Woodcreastは現行Xeonの半分の消費電力らしいです。
___________________
対するAMDはIBMと研究面で提携して65nm製造プロセスに成功(IntelはPentiumD/XE CoreDuo/Solo に採用)し、これからはIBMとの兼ね合いになるようです。

AppleがIBMのCPUを使うのをやめ、Intelに移行したのですがIBMは今までの「PowerPC」で築いたアーキテクチャを元にXbox360やPS3の「Cell」プロセッサを手がけており「マイナー企業」とは一概に決め付けられないでしょう。
___________________
IBMとAMDという「弱者」
はIntelという巨大な牙城にどのように抵抗していくつもりなのでしょうか?
このブログのランキングは何位?

0 件のコメント: