土曜日, 11月 25, 2006

携帯版Mixiに対する牙城「モバゲータウン」

MixiやMyspace,GREEなど複数の著名SNSサービスが携帯電話市場に参入を始めているが、DeNA社のモバゲータウンはそれらにとって強力な敵となりえるだろう。

mixiは基本的に18歳未満の利用を禁止しており(実体とはかけ離れつつあるが)、また紹介制ということも有りどうやら仲間をつくるCGMであるSNSは子供には適さないという考えのようだ。
ところがそれに対してモバゲータウンは、一般人の作るホームページと同じ「勝手サイト」という形でDeNA社が公開した携帯向けWebサービスだ。
現在モバゲータウンには携帯向けMixiの二倍のユーザーがおり、それは同サービスにおいて既に飽和が始まっている10代に集中していると言う問題点を抱えながらもMixiの二倍のスピードで成長している。
モバゲータウンはこれまでのSNSとは一線を画したサービスで、上記のように勝手サイトである点からもある程度伺えるが基本的に金銭を使うようなサービスは無い。もちろん「モバG」という仮想通貨はあるのだが、これは友人の紹介や広告のクリック、スポンサーサイトに登録などによってのみ稼ぐことができる(現金購入制度も検討中)。
そして、OFF会などを基本的には禁止しており、出来ればリアルと関わりたくないという姿勢だ。また、一般のSNSとは違い高性能なゲームの数々をユーザー増のために提供しているのでゲームのみを利用するユーザーも数多くいるようだ。
そのためモバゲータウンの収益は広告収入に依存しており、まさに一般サイトである。
それでも月33億のPVから3ヶ月あたり4億円を稼ぎ出しており、有能なCGMといえる。
現在は戦略上10代に利用者が集中しており、更に飽和が始まっているが最近では本格的なゲームや、仮想「タウン」の導入など20代などそれ以上の年齢層の獲得にも動き始めている。
現在のユーザー層は高校生が4割、他の十代は3割で、残り3割は20台であり、前述のようにMixiの二倍の成長を実現しているため徐々に成果は出始めていると言って間違いないであろう。

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