水曜日, 11月 22, 2006

日ターボリナックス社の新OS「TurbolinuxFUJI」を採用したモバイルデバイス「Wizpy」が同社から登場


日ターボリナックス社が先日リリースした新OS「TurbolinuxFUJI」を採用したモバイルデバイスが同社から登場

TurbolinuxFUJIはTurbolinux10Desktop(Turbolinux10D)の後継となるLinuxカーネル2.6.13ベースの国産OSで、Wine(Linux上でWindowsアプリケーションを動作させるランタイム)をベースとして開発した「David」を標準装備したことによってOfficeなどのWindowsアプリケーションが軽快に動作するようになった事が有名である。
また、商用Linuxということもあり前述のようにWindowsアプリ互換/Windowsファイル互換/Windowsシステム互換(どうやらwineディレクトリ下にWindowsやProgramFilesディレクトリがある模様)であり、ATOKによる最先端の日本語環境、暗号化処理もシェルであるKDEのものとは別により信頼性が高いものを独自開発している。
詳しくはTurbolinuxFUJIホームページ

さて、今回販売された「Wizpy」は、「246」コードネームで呼ばれていたもので、前述のTurbolinuxFUJIをベースとしている。そのため4GBしかHDを積まないiPodnanoばりのモバイルデバイスであるのにそのうち1.5GBをOSが占めるという事態になっている。
ちなみにWindowsXPをインストールした直後が1.4GB程度で、Windows95は登場当時「500MBという太っちょOS」と言われた。
もちろんFUJIもモバイル用にUIなどは改良されていると思うが、Firefox、Thunderbird、Openoffice.org、Skypeなどがプリインストールされている。
以前紹介したWindowsXPをOSとする携帯と同じくらい面白そうな商品ですね。

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