水曜日, 11月 15, 2006

米インテル社、クアッドコア(4コア)のCore2eXtreme(コードネーム:Kentsfield)とXeon(コードネーム:Clovertown)を正式発表


米インテル社は現行コンシューマ向けハイエンドCPU「Core2eXtreme」およびサーバ・ワークステーション向けCPU「Xeon」のそれぞれにおいてCPUコアが4つ搭載されている「クアッドコア」モデルを発表した

約20年前にCPUを中心として構成されるPC/AT互換機(俗に言うDOS/V)の歴史が始まって以来CPUとはその真中に処理の中核を担う「コア」を搭載してきた。ところが消費電力の膨張に伴って2つのコアを1つのCPUダイ上に搭載する「デュアルコア」CPUが世に出回ったのが今から約二年前だ。
それ以来「従来の約2倍のパフォーマンスを低消費電力で実現する次世代CPU」として「デュアルコア」はあちこちでもてはやされてきた。いわば、20世紀の登場から21世紀となり「CPUはデュアルコアの時代」となったのである。

しかし、業界はその先を見ていた。そう、「マルチコア」-2つにとどまらず3つ、4つ、5つ、6つと沢山のコアをCPU上に搭載し更に効率よく処理を行わせる構想である。そうして出てきたのがXbox360の「3コア」CPU、そしてPS3の6コアCPUである。しかし、以前からゲーム機業界は64Bit/128Bitと無駄にレジスタのビット数を伸ばしたりとデモンストレーション的なことを好むのであまりDOS/V業界には関係が無かった。しかし今日、ついにDOS/V機の中核となるx86アーキテクチャCPUを最初に世に送り出したインテル社からついにPC向けに4コアCPUがリリースされたのである。これによって一般にも分かる形で「コア個数」競争が始まったと言える。しかし、現在のマルチコア構想などはまだ序の口に過ぎないとする「ヘテロジニアス-マルチコア」と言う構想まで提起されているのだ。まだまだDOS/Vコンピュータには明るい未来があると言えよう。

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