インテルが1万500人の大規模リストラ計画を発表した。しかし、これは「小さいIntel」への流れの一つなのかもしれない
インテルという会社はマイクロソフトとともにこの20年近くPC市場を形作っていた。PCとは、インテルのCPUとマイクロソフトのOSを元に各ベンダが構築するものだったのだ。
もちろん、インテルのCPUやマイクロソフトのOSと競合するPC向け製品は少なからず存在していたがそれにもかかわらず両者は絶対的な地位を保持し続けてきており、「ウインテル(Microsoft-Windows+Intel)」という造語まで作られたほどだった。
ところが2003年、AdvancedMicroDevice(以下AMD)が「Opteron」というサーバ向けCPUを発売してからAMDが一躍有名になり、AMDの作る一般向けCPUにも日が差し始めた。
そして、2002年にはほぼゼロだったサーバ市場におけるAMDのシェアは今年26%を記録するまで伸び続けた。
それに対してインテルはチップを低価格化して対応したため利益幅が薄くなり、今回の全従業員の1割近い数である一万人リストラに踏み切ったのだろうが、実は以前にもコミニュケーションズ部門を売却しており、また管理職1000人の削減計画を進めている。
これによって「身軽かつ効率性の良い企業に変革」していくそうだが、果たしてインテルで働いてきた1万人以上の優秀で希少なエンジニアはどこへ向かうのだろうか?
月曜日, 9月 11, 2006
さようなら、「強いインテル」
投稿者 鼻炎 時刻: 7:18 午後 |
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