日曜日, 4月 02, 2006

DVD論争


次世代DVDをめぐる争い
少し前、ソニーがBlu-ray Disk(以下BD)について、特にセキュリティ面を吹聴して、HD-DVDの影が薄くなり「VHS vs β」時代のβのような存在になった時期がありましたが、ついに昨日HD-DVDは市場に躍り出てきました。
この、次世代技術を搭載したBDと、DVDフォーラム公認のHD-DVDですが、「どちらが勝利する」ということではなく、消費者である我々はそのすみわけについて考えるべきではないでしょうか?

まず、注目すべき点は、いままでのDOS/V業界を引っ張ってきたマイクロソフトとインテルがHD-DVDを強力に推し進めている点です。
両者の態度と、BDの異常なセキュリティ観念を見ていると、PC上でDVD向けデータを扱うひとはHD-DVDを使っても良いのではないでしょうか?
「βのように消滅したらどうする」と思う方もいるかもしれませんが、DVDフォーラム公認で、且つ今すぐの安価な生産が可能なHD-DVDがすぐにへたばるとは考えにくいのではないでしょうか。

そして、BDは非常にセキュリティに強いので、ハリウッドなどのメディア業界がこれからも推すでしょう。
さらにアップルやソニーなどが推しているので、あまりWindowsパソコンに詳しくなく、ただ単にメディアを楽しみたい方はBDを選んでも良いでしょう。
やはりアップルやソニーは独自性のある製品を開発するので、同社製品をこれからメインに使い続けたい方はBDをメインに使っていると何かと便利かもしれません。

とにかく、マイクロソフトとインテルが推し、且つ生産が容易なHD-DVDが消えるのも考えにくいし、リビング進出を目論むアップルや多くのメディア業界が支持するBDが消滅するとは思えません。
「VHS vs β」にCNETの記事では例えられていましたが、今回の同メディア並存では、自分のニーズにあった選択をすることが賢いでしょう。たぶん。。

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