火曜日, 12月 20, 2005

新しいハッキング20051220

いよいよハッキングも進化しつつあるようだ。
以前「ハッキング」といえばイギリスや中、アメリカの10代の若者が腕試しに企業のWebサイトを書き換えたり、世界中のネットワークをダウンさせるプログラムを流したりしていた。

ところが彼らもそんな幼稚なことをしていても食べていけないことに気づき、今度は金になるビジネスを展開している。

例えば「ボット」という形のスパイウエアがある。
スパイウエアは以前からあったが・・・もちろん一部の時代遅れの某Nなどはあたかも最新の「サイバー」事情として未だ放送している。
この「ボット」とは基本的にネットに常時接続しているマシンを対象としている。
たとえばボットA、ボットB、ボットC、ボットARA という4種のボットがあるとする。
そしてN社の10台のマシンがボットAに感染し、今度はS社の10台がボットBに感染したとする。
するとN社の感染した10台はネットワークを勝手に組み、ボットAを管理するM氏のマシンがD国のメインシステムのサーバに攻撃するよう命令するとその10台が一気にD国のメインシステムサーバに攻撃-一般的にはDDos攻撃だろう-を加える。
そしてそれぞれのボットはそれぞれネットワークを形成し、ボットの管理者はその思うがままに攻撃に感染した全てのコンピュータを利用できる。

たとえばイギリス在住のB君が作ったボットネットワークAは100万台のPCが感染していたとする。
そしてそのボットネットワークをB君は1時間1000ドルでロシアのマフィアCや日本の暴力団Dに貸す事が出来る。
そのボットに感染したマシン-それはB君の開発した画期的なCDライティングソフトを1度でもインストールしたことのあるPCであり、そのマシンは世界中に散らばっている。
たとえばN社には18台あり、B国に2万台、アジアだけでは6万台ある。
そしてB君から1時間1000ドルで借りたマフィアCや広域暴力団Dが少し-ほんの五分で記述が終る命令を出しただけで世界各国の企業のコンピュータが突然C共和国のサーバに不正アクセスを一気に始める。

といった実用的なシステムがいまの不正アクセス業界のメインを担っているようだ。

ほかにもSonyが自社の音楽CDにセキュリティ対策としてRootkitというウイルスをソニーがWindows向けに改良したものを組み込んだ。
それによって以前はUNIX向けのトロイの木馬だったRootkitが一気にメインのウイルスになった。

ITmedia


このブログの今のランキングは何位??

0 件のコメント: