日曜日, 12月 04, 2005

「次世代DVDの規格はBlu-ray」

いままでSony率いる「Blu-ray Disk」(以下BD)と東芝率いる「HD-DVD」が次世代DVD規格のスタンダードを争ってきた。
ところがFOXなど主なメディア関連会社がBD支持を表明したことで現行DVDの次の規格はBDとなるようだ。
ところで僕が思うにこれは当然だと思う。
元々HD-DVDはMicrosoft,Intel,東芝などの「技術を持つIT関連企業」が支持している。
そしてBDは結局多くのメディア企業及び開発元のSonyが支持している。これは何故だろうか?
そもそもBDは不必要なほどの著作権保護機能を備えている。
いまは一般ユーザーもBDを支持しているが、実際に動画編集や友達との共有にBDをつかうとその不便さ
(一般ユーザにとって)がわかるはずだ。少なくとも現行DVDよりは。
そのためBDの登場は多くのメディア企業にとってはこの上ないニュースで、自分たちが利益を完全に確保する最高の規格だと思うだろうし、実際(メディア企業にとって)そうである。
しかしHD-DVDを支持するMicrosoftやIntel,東芝は日常生活に密着するIT機器を開発する企業であり、彼らの望みはDVDもそうだが、そうしたデジタル機器がより人々の生活に密着し、使う機会が増えることである。
彼らにとって異常な著作権保護のあるBDは悪魔の規格であるといえよう。そして、基本的に音楽、動画などのファイルを自由自在に移動、管理できるHDやフラッシュメモリーを内蔵した音楽プレーヤーはいわば「Welcome!!」なわけである。
しかしその「音楽」「動画」等のコンテンツを実際に開発している会社の推す規格が勝利するのは自明の理であり、BDが2年もすれば完全に普及するだろう。
因みにSonyがもうすぐ発売するPS3はBDを記録メディアとして採用し、
Microsoftの次期Windows「WindowsVista」はBDをサポートせず、HD-DVDのみをサポートする見通しだ。


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