水曜日, 3月 15, 2006

AMDのこれから


どうやら、AMDは2006年にインテルを引き離すようなことはないようだ。い
AMDは以前から発表しているように、2007年上旬にOpteronのクアッドコア版を出荷すると表明している。
そして、今年のリリースは、現行K8アーキテクチャのRev F(レビジョンF)を発表することと、Turion64のデュアルコア版のリリースのみのようだ。
そして65nmプロセスへの移行も2007年序盤になるという。
普通新プロセスへの移行は2年ごとに行われるのにAMDは今回1年のギャップを抱えることとなる。
また、旧IBMチームのの流れを汲む「K10」アーキテクチャの登場は更にその先になるので2006年中はもちろん、2007年に入ってもK8および低電力版の「K8L」で持ちこたえる必要がある。

ちなみに2007年に入り65nmプロセスへ移行したら、K8 Rev.Fの微細化版として「Rev.G」を生産するようだ。
更にそのあと、新コアを投入し次世代体制へ入ることとなる。

この面ではインテルは2006年の正月から65nmに移行し、更にYonahを投入し、AMDにかなり先手を取っているようにも見えなくはない。
ちなみにインテルは2006年末にクアッドコアをデスクトップ向けに投入し、直後サーバにも投入するようだ。

更にいうと、インテルは今年秋頃に、消費電力を4割削減した初のコア「Conroe」版PentiumDを投入するという。また、ConroeはもはやNetBrustではなく「Intel Core」マイクロアーキテクチャなのでこの時点でAthlon64 X2よりも性能/消費電力ともに抜き返すだろう。そして2007年の終わりごろには「45nm」という未曾有のプロセスに突入するようだ。
もしAMDが今回と同じように新プロセス移行に3年-IBMチームの影響を考えて「2年半」かかるとしたら2007年序盤から2年半-2009年~2010年にやっと現場が45nm化することになる。
もし奇跡が起きて1年半で実現しても2008年の秋頃だ。このころにはすでにインテルは20nm程度になってるかもしれない。

やはりインテルが持つ20倍の研究リソースは長期的に見て「一極支配」を磐石なものにしている
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