「NetBrustの次」インテルのプロセッサアーキテクチャが大きく一新されることとなる。
これまでの「Pentium4」を始めとするインテルのCPUのアーキテクチャは「NetBrust」インテルプロセッサの代名詞といえそうなほどにまで普及した。
ところが消費電力が注目される今、今年秋のノートPC用プロセッサ「Merom」からインテルのプロセッサのマイクロアーキテクチャが一新されるようだ。
ところでインテルの製品には、製品世代を示す「コード・ネーム」とは別に「マイクロアーキテクチャ」と呼ばれる大きなサイクルが存在する。
i386が「386」
i486が「486」
Pentium/MMX Pentiumが「P5」
そしてPentium Pro~Pentiumiiiまでが「P6」であり、
そしてPentium4やPemtiumD/XEが「NetBrust」
でした。
今年Yonahコードの「Core Duo」が出ましたが今年秋にはMeromコードのCore Duoが出ます。
この「Merom」から、「NetBrustの次」である「Core」マイクロアーキテクチャになる訳です。(デスクトップはConroeから)
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さて、「Core」マイクロアーキテクチャには5つの特徴があります。
・Intel Wide Dynamic Execution
・Intel Advanced Digital Media Boost
・Intel Advanced Smart Cache
・Intel Intelligent Power Capability
・Intel Smart Memory Access
Intel Wide Dynamic Executionは、以下の3つの機能が組み合わされたものです。
4命令同時実行の14ステージパイプライン-Pen4はパイプラインが20段ですが、14段になることで消費電力が抑えられました。(クロックは少し下がる-後述)
そしてMicro-fusionというPentiumMの機能、そしてMacro-fusionというIA-32において命令を統合する機能です。
Intel Advanced Digital Media Boostは、128Bit SSE3命令を1サイクルごとに実行するものです。
Intel Advanced Smart Cache
これは、複数のコアが1つのキャッシュを共有するものです。
Intel Intelligent Power Capabilityは、チップを動作する回路のうちその時点で使用しない回路二電源を供給しないもので、これはPentiumMに実装されているものの強化版です
最後にIntel Smart Memory Accessでは、命令を並列的に実行する際にロード命令とストア命令を振り分け、もし対象とするアドレス重複しないものなど-つまりそれぞれの命令に依存関係が認められないものだった場合、ロードとストア命令を無関係に実行できると言うものです。
そしてもし依存するものだったらストア命令を優先的に実行します。
この5機能を搭載したConroeでは、現行PentiumDに比べて性能が40%向上しつつも消費電力40%減が認められています。
つまりコンピュータにかける電力がこれまでの半分以下になるのです。
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木曜日, 3月 09, 2006
[Intel Core Microarchitechture]-NetBrustが終わる
投稿者 鼻炎 時刻: 1:22 午後 |
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