土曜日, 3月 04, 2006

中国が漢字ベースの新ドメイン作成-DNSが混乱?


中国がICANN認証とはまったく別の新ドメインを作成。インターネットの基幹であるDNSに混乱が懸念

中国は以前から自国を-某帝国主義合衆国を除けば-ワンアンドオンリーのハイパーパワーとなると信じている。つまり、彼らにとっては「大きな中国」「その他の国」という構図なのである-いわゆる大中華思想だ-
そして、IPv4制定の際インターネットのドメインを決める時にIPアドレスの多くをアメリカが取り、アメリカのドメインすなわち「com」「edu」「net」などが世界標準となり、その他の国、日本やイギリスは「jp」「uk」といった国ごとのドメインしかもらえなかったのでその下層にcomやnetの代わりとなる「co」や「ne」をつけて「co.jp」「co.uk」「ne.jp」といった形で間に合わせていた。
ところが中国はこの考え方が気に入らないので、とりあえず自国がもうひとつの世界であることをアピールすべく「com.cn」「net.cn」という形で運営した。(中国にはICANNから「cn」ドメインしか支給されなかった。)しかしこれでも気に食わないので別にDNSを設置し、漢字ベースの最上位ドメインを複数設置するようである。
中国は「これで人々はアメリカのICANNに接続せずにインターネットが出来る」としているためどうやらICANNからの脱退→インターネットの分裂 という可能性も出てきたようである。
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