火曜日, 3月 06, 2007

ロスチャイルド夫妻がヒラリーをバックアップ

ヒラリーを強く支援しているリン・フォスター・ロスチャイルド女史と夫のイヴリン・ロスチャイルドがヒラリー・・・つまり民主党を応援しているそうです

イヴリン・ロスチャイルドといえばロンドン・ロスチャイルド家の人間であり、ロンドン・ロスチャイルド銀行会長であるため金の(ロンドン市場での)"値決め"の権限がある5人の内の一人です。いわば、ユダヤ利権の代表者とも言えるでしょう。
通常、世界の金融資本を握ることが権力の源泉の大部分を占めるユダヤ利権の考えは共和党にマッチしているように見えます。共和党は"テロとの戦いに向けた米軍再編"という名目で、世界の警察として配備された米軍の覇権を世界から順調に引き上げつつあります。既にヨーロッパのパワーは実体の無いものとなりつつある今日、唯一のスーパーパワーであるアメリカが発展途上国への干渉に興味をもたなくなると、発展途上国が独自に経済発展を模索することが可能になり、近いうちに日欧米―そしてそれら先進国の上層部に極端な権力を集中させることは難しくなってくるでしょう。しかし、同じ上層部でもユダヤ資本に限っては事情が異なります。彼等は金融資本のコントロール権を得ることによって利権の多くを維持しているため、先進国の影響力が薄れ、発展途上国が独立した投資対象となることは彼等の繁栄の延命につながります。

戦前は欧米での権力拡大に必死であったNYのユダヤ利権は、戦後になり冷戦体制のもと防共を名目に、成長するヨーロッパで堂々とビジネスを展開し、莫大な利益を得ました。ところが80年代にもなると先進国においてこれまでのような爆発的成長は完全に見込まれなくなったので新保守派のレーガンなどが冷戦を終結させ、今日のような、世界の単一市場化を目指すネオコンがヤマを張る共和党となったのです。
覇権の急激な低下を恐れた民主党のクリントンなどは"覇権"と"投資"の両方を満足させるべく"経済覇権"を提案しましたが2000年にITバブルが崩壊、政権は再び共和党のブッシュの息子に移りました。偶然にも起きた911の力を得、彼は強硬な外交を展開し、世界中での求心力を失わせました。またもや偶然にも表面化した北朝鮮問題を皮切りに、アジアのことはアジア(中国)に任せるというスタンスを実質上明確化しました。アラブ地域ではアフガン、イラクともに制圧はしたもののアフガンのNATO統治は大失敗し、今のところタリバン回復の時間稼ぎとなっています。そして、せっかくイラクを完全制圧したにもかかわらず、新しいロードマップでは"空母"の投入など明らかにイランを意識しているとしか思えません。また、外交官の拉致や北朝鮮では穏健に終わらせている核問題においての強硬な姿勢などイランに対する挑発行為も繰り返しています。このように、アメリカのアラブ外交はこれまでの親欧米的な一面もあったアラブを意図的に混乱に陥れています。また、これによってキリスト/イスラムの宗教問題も表面化し、東南アジアでも混乱が発生しています。

これをほうっておくと、欧州とはまったくべつの文明圏としてこれまでのような干渉を受け付けない新アラブが近いうちに誕生するでしょう。また、アメリカはアラブでのごたごたを同様にイスラム教徒の多い北アフリカにも持ち込もうとしています。既にソマリアでは戦闘への介入を始めており、核放棄をしたリビアへは当初約束していた見返りが全くなされていません。報告の正確性さえ怪しい北朝鮮にはどんどん態度を軟化させているというのに。
さて、そんな北朝鮮のある東アジアでは既に欧州からの独立が始まっており、中国などは全く独自の経済施策で高度成長を実現しています。完全に日欧米とは別の投資対象化しており、アジア通貨機器も乗り越え発展途上国特有の高いリスクのある状態も脱しつつあります。

このように、欧州の独占よりも全体としての成長を重視するユダヤ資本の思うが侭に世界は動いており、イギリスや日本の抵抗など非常に儚いものに過ぎません。日米同盟のおかげで、北方領土問題や拉致問題、歴史問題などを小出しにすることでアメリカを巻き込むことに成功した日本も、大きな流れを変えるには至っていません。

そんなユダヤ資本は、折からのブッシュ不信にまぎれて民主党に乗り換えました。これは、国のおカネを無駄遣いするブッシュにあきれてではなく、もはや発展途上国の有用な投資対象化が確約された―つまり、世界の多極化が確約されたことの表れかもしれません。
これによって、十数年続いた共和党優位の時代も終わるでしょう。


僕は田中宇マンセーの陰謀論者にはならないつもりですが、書いてて愉快だしwktk感もあるのでいつのまにかそっち系濃い内容になってしまいました・・・

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