元ライブドア社社長の堀江被告だが、社内処分にとどまった日興コーディアル城戸社長に比べ前途多難だ。
堀江被告に、2年4ヶ月の実刑判決が下った。同じ犯罪を大規模に行った日興コーディアルの社長が社内責任で済んでいるのとは大きな違いである。まあ、今回の裁判では堀江被告の主張が受け入れられず、「実行犯である」と言う前提の下下った判決なのでこんなもんだろう。そんなことよりも日興コーディアルをどうにかしなければならない。
ところで、ここで大きな問題となっているのが"執行猶予が無い"点である。
通常このテの犯罪では"ごまかし"は執行猶予アリ、"詐欺"は執行猶予ナシである。ところが堀江被告は執行猶予ナシ-つまり詐欺師と同じ刑罰を下されることとなった。
この件が詐欺罪なら(罪状はもちろん詐欺罪ではない)、多くの企業は社長などやってられなくなる。NYのユダヤ系投機筋などは毎日詐欺罪だろうw
この点について裁判長は"世間に与える影響が大きかった"と模倣犯を防止する懲罰的な意図をちらつかせたが、刑期や執行猶予期間を長くするのならまだしも、執行猶予ナシというのは冒険的過ぎないだろうか(まあ、100%控訴すると分かって敢えてセンセーショナルな判決を下した面もあるのだろうが)。
さらに被告はこの件とはまた別にかつて複数の投資ファンドを運営していた村上被告との関係でも検察に追及され立件されている。
5億円という、"成功者"としての存在意義をそぎ落とすような一時保釈額も含め、前途多難な状況に追い込まれているといえよう。
厨学卒業しますた。。
火曜日, 3月 20, 2007
前途多難な堀江被告
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿