土曜日, 3月 24, 2007

Vistaの重さを考えてみる。

WinXPSP2が最近のうpデートで重くなった!とか、VistaはSP2なぞ比にならないぐらい重い!それにReadyBoostなんて何の足しにもならんじゃないか!?という声をよく聞きますが、Vistaがなぜ重いのかXPユーザーの僕が考えてみます。

ドライバ地獄
まず、あの異常なファイルサイズは明らかに後方互換性のための膨大なデバイスドライバでしょうねwそれがどんどんRAMにロードされたらもちろん重くなるわけです。

デスクトップサーチのインデックスや、各種セキュリティ対策処理
インデックス処理を切ったらRAMの使用量が大きく減ったという声を聞きますので(2chでw)、WinFSを採用しなかったしっぺ返し(違 であるデスクトップサーチインデックスを止めましょう。
そして、XPのものとは微妙にモデルが違うVista用IE7では、セキュリティ対策のため外部から入ってくる情報をさまざまなフィルタにかけています。どうやらこれのせいでネット閲覧やさまざまなシーンでのデータの取得などにおける体感速度がだいぶ下がっているようです。

これまで一括してカーネルモードで実行されてきたデバイスドライバをユーザーモードで実行するものとカーネルモードで実行する信用のあるものに分けた
これによってブルースクリーンを見る割合がかなり減るそうです。Win9xからNTベースになり、構造上ハングアップすることはありえないのですが、デバドラのせいでいまだブルースクリーンは時々お目にかかります。その元凶は特にグラフィック系のデバドラに多いようです。
実は、僕のマシンでもVisual Task Tipsを使っている最中よくハングアップします。シャットダウンはするものではなくさせられるもの(つまり、普段終了時は"スタンバイ"をポイントする)僕にとってハングアップはとても気に食わないもののひとつです。
これはあまり関係なかったですね(汗)。。

GDIを基本的に使わなくなった
これはかなり痛いですね。Vistaではメモリ上にGDI用のスペースを設け、そこで仮想的にアプリのGDI部分を走らせてるよう(詳しいとこはよく知らないのですが)で、そこでバッファ的に出力したものを3DブンブンであるWindows(Vista)に引き渡して描画させるので、そうとう重くなったようです。
しかし、こういった描画処理の多くはGPUに任せるようなOS設計なので、純粋に破壊的スペックが要求されるわけではないですが、どちらにせよ総処理が爆発的に増えたことに変わりはないでしょう。

一見カスタマイズしたXPとほとんど変わらず、2k→XPのマイナーバージョンアップと同じように捉えられているVistaですが、これらをはじめとするもろもろの理由によってあの異常な食欲を発揮してしまったのでしょう。
Vistaのサービスパックではなんとカーネルがアップデートされるそうですが、これもLonghorn Serverとの互換性を持たせるに過ぎないでしょう。
やはり、NTのバージョンが6になって起きたこの大きな変化を本格的にOS表層に取り入れる次期マイナーバージョンアップのほうに期待がかかるような気がします。

ビスタン...(’A`)

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